往時をしのぶ華やかな祭り。
古来から人の心をあざやかに映す、岩槻の四季。

人形づくりに見られる伝統や、古き良きものを大切に守り続けてきた岩槻には、その歴史にふさわしい催事もたくさんあります。

春には、競うように咲き乱れる700本の桜を愛でる「岩槻城址公園桜まつり」。夏には、7月~8月に繰り広げられる「人形のまち・岩槻まつり」。人々が人形のいでたちで町をパレードするこの祭りは、豪華な歴史絵巻そのままに往時をしのばせます。

そして、全国に知られる「人形供養」は秋。毎年11月3日に、人形塚の前で古い人形の冥福を祈り、いつくしんだ人形を供養します。秋にはまた470年余の伝統を誇る「古式子供土俵入り」が催されます。これは、氏子の子弟の健やかな成長と豊作を祝う祭り。

岩槻の祭りは、四季それぞれに、この地を訪れる人の心を彩ります。

催事カレンダー

1月 睦月初参りお正月が終わるとひな人形の販売が始まります。
約50店の小売店は全国一、関東全域からのお客様で賑います。
2月 如月久伊豆神社豆まき
10日 だるま市(加倉)
11日 甘酒祭り(上野)
3月 弥生3日 ひな祭り
まちかど雛めぐり
岩槻流し雛
★五月人形の売り出しが始まるのは3月。
武者人形や鎧、兜をはじめ種類豊富な節句飾りが店頭に並べられます。
4月 卯月上旬 岩槻公園桜まつり
19日 久伊豆神社大祭
大勢の花見客で賑わう、岩槻公園桜まつり。
700本にのぼる桜が咲き乱れ、岩槻に春を告げます。
5月 皐月5日 端午の節句・
玄奨祭(慈恩寺)
下旬 さつき展示会
「岩槻園芸趣味の会」主催の展示会。
見事なさつきが集まり、市長賞などの各賞が決定されます。
6月 水無月
7月 文月1日 浅間神社、初山
2日 尾ヶ崎の夏祈祷
15日 天王様
8月 葉月下旬 市民納涼盆踊り大会(各地区)
岩槻まつり
さいたま市花火大会(岩槻会場)
岩槻まつりは、全市をあげて催される行事。
見物客は15万人にものぼり、華やかな人形仮装パレードが行われます。
9月 長月15日 子供相撲土俵入り
(笹久保八幡神社)
毎年9月と10月の2回にわたって催される、「子供相撲土俵入り」。470年の歴史をもつ古式ゆかしい郷土芸能です。
10月 神無月19日 久伊豆神社大祭
20日 子供相撲土俵入り
(鉤上神明神社)
毎年9月と10月の2回にわたって催される、「子供相撲土俵入り」。470年の歴史をもつ古式ゆかしい郷土芸能です。
11月 霜月3日 人形のまち岩槻人形供養祭
16・17日 慈恩寺秋の大祭
中旬 菊花展、産業祭
人形供養祭は、岩槻を代表する行事。岩槻公園の人形塚前で行われ、古い人形たちを荼毘にして供養するものです。
12月 師走★羽子板、破魔弓などを数多くの店が陳列即売。
年の瀬の風物詩としても、訪れる人の目を楽しませてくれます。